今回は『残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダントリ仕事術』 というビジネス本を紹介しようと思います。
- 書名:残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダントリ仕事術
- 著者:吉山勇樹
- 出版月:2008年12月4日
- 出版社:明日香出版社
- 定価:本体1,400円(税込)
残業せずに定時に帰りたい。
ほとんどの会社員が思っていることだと思います。
会社側も残業してほしいとは思っていません。
残業代がかかるので、できれば時間内に仕事を終わらせて帰宅してほしいと思っています。
では、なぜそれができないのでしょうか。
それはダンドリが悪いからです。
仕事のスピードが上がれば会社からの評価も上がりますし、定時に帰れることで余分な残業代を発生させずに済むので会社側からのメリットも増えます。
プライベートでも定時に帰れると自分の時間を有効活用することできますよ。
【こんな人におすすめ!】
- 仕事が遅いと言われる
- 毎日残業している
- 仕事を速くこなす方法が分からない
この記事は5分ほどで読めます。
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時間をうまくコントロールする技術
時間をコントロールすることで仕事のスピードも上がります。
どのように時間をコントロールすればいいのか見ていきましょう。
集中時間を作り、仕事のジャマを徹底排除!
今から集中してこの仕事に取り組もうと思った矢先、電話が鳴ったり、メールが届いたり、飛び込みの営業マンが来たり、部下に話しかけられたりすることありますよね。
気がついたらもう定時前なんて経験ありませんか?
こういう時は、周囲に「今から1時間集中するから」と伝えましょう。
電話は折り返しにし、メールも後から返信し、飛び込み営業マンは後日アポを取ってきてもらい、部下からの相談もトラブルなどの急用以外は後にしてもらう。
集中時間を周りと協力してつくることで、仕事のスピードが早くなります。
標準時間を持つ!
標準時間とは、自分がこの仕事にどれくらい時間がかかるかの目安時間です。
例えば、今日中にしないといけない仕事があり、その仕事が3時間かかるとしましょう。
自分の中では1時間くらいでできると思って、定時1時間前から作業を始めると残業してしまうことになります。
毎日新しい仕事をしている人はほとんどいないと思います。
日々の業務がどれくらいかかるか把握し、1日の仕事のダンドリを組むことで無駄がなく時間内に仕事を終わらせることができます。
時間は買う!
タクシー代がもったいないからといって、営業先までバスと電車まで乗り継いで500円お金がプラスになったとしましょう。
ただ、時間はタクシーより1時間かかった場合、1時間の時給が1500円の場合、500円(プラス分)−1500円(時給)で1000円のマイナスとなります。
さらに、タクシーを使い1時間早く会社に帰れるなら、その1時間で違う仕事を終わらせることもできます。
時間をお金で買った場合、そのお金以上の利益を生み出すことが可能です。
どんどん時間を買って、効率よく仕事を終わらせていきましょう。
残業しないキャラ作り
僕が以前働いていた会社では、残業が当たり前でした。
人によっては、定時過ぎてから仕事し始める人がいたくらいです。
ただ、残業は仕事の効率も下がるし、電気代や光熱費、残業代などもかかるので、会社にとってのメリットはありません。
なので、周りを気にせず定時に帰っていました。
もちろん、その日の仕事を終わらせてからです。
2ヶ月経った頃には、部署の半分以上が定時に帰るようになりました。
誰か1人でも定時で帰る人がいると、みんなそれに引っ張られて生産性も上がります。
ダンドリ上手は巻き込み上手
プレゼンを任された場合、全部1人でしようとする時間もかかりますし大変です。
企画を決めるのは自分とAさん、資料作成はBさん、プレゼンはCさんというように役割を決めて進めるとスムーズにいくでしょう。
自分1人で抱え込まないで、周りを巻き込んで仕事をこなしましょう。
劇的!スピードアップの技術
「たったの5分」を大切に!
もし5分仕事が短縮できた場合、その5分で何をしますか?
LINEを返したり、Instagramを見たり、飲み物を買いに行ったり、ぼーっとしたり休憩する人が多いと思います。
ただ、この5分が毎日積み重なるとどうでしょうか。
5分×5日×4週間×12ヶ月=1200分、時間に変換すると20時間です。
20時間もあるとほとんどの仕事を終わらせることができます。
僕は、5分でできる仕事をストックしています。
例えば急用ではないメールや電話などです。
こうすることで、空いた5分を有効活用できます
やったほうが良い仕事をやらなくてはいけない仕事と勘違いしない!
本書でも書かれていますが、なぜこの仕事をやったほうが良いのか自問自答しましょう。
上司や先輩が言う「これはやったほうが良い」という仕事は、もちろんやったほうが良い仕事ではあります。
ただ、やらなくてはいけない仕事ではありません。
例えば、「部長からの飲みの誘いは行ったほうがいい。」と言われた場合、仕事をきっちりこなしていれば飲みにいく必要はないでしょう。
もちろん部長からは付き合い悪いやつを思われるかもしれませんが、仕事で結果を出していれば評価は下がりません。
逆に、毎回飲みに行ったとしても仕事で結果が出なければ評価は下がります。
「机は綺麗にしたほうが仕事が捗るよ」と言われた場合、綺麗にしすぎることに時間をかけては仕事が滞ります。
机が綺麗でも仕事が遅い人もいます。
自分の中で、この仕事は本当に重要なのか考えるようにしましょう。
小さな仕事はどんどんさばく!
仕事に優先順位をつけた上で、今できる仕事で、すぐに終わる仕事はどんどんさばいていきましょう。
小さな仕事も塵も積もれば山となります。
仕事をどんどん切り捨てる
切り捨てるというのはやらないというのではなく、他の人に任せるという意味です。
自分以外でもできる仕事はどんどん他の人に振り分けましょう。
そして、自分にしかできない仕事に集中しましょう。
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モチベーションをマネジメントする技術
仕事のモチベーションを持続することは不可能です。
8時間集中できる人はいません。
モチベーションを持続するには、技術が必要です。
集中できないなら帰ろう!
午前中と定時後の残業中ではどちらの方が仕事に集中できますか?
もちろん前者ですよね。
もし残業をしていて、集中できないならすぐに帰りましょう。
次の日の午前中にその仕事をした方がよっぽど効率よくミスなく作業できます。
挙手!挙手!挙手!
プロジェクトや役割の担当を決める時は、必ず手を挙げましょう。
特に自分がやったことのない仕事なら尚更です。
毎日同じ仕事ばかりしていては成長はしないですし、モチベーションも上がりません。
「この仕事したい人いますか?」「この仕事任せたいんだけど、どう?」と聞かれたら、即決しましょう。
そこにはチャンスしかありません。
ラクな仕事をこなして、充実感を得よう!
仕事の量が多すぎて、何から手をつけたらいいか分からない時は、ラクで簡単な仕事からこなしていきましょう。
仕事が終わっていく充実感がモチベーションを上げてくれます。
考える力をアップさせる技術
考えてもダメ!まずは書く!
自分が担当している仕事についてまとめたり、仕事をしている中で感じた考えや悩みをノートに書き出しましょう。
書き出すことで、自分の考えや悩みについて客観的に把握することができます。
頭で考えていたことでは把握できなかったメリットやデメリットが見えてきたり、改善するポイントが発見できます。
自分ならどうするか?を常に考える!
サッカー選手は試合をベンチにいる時は、常に自分ならこう動くと考えながら試合を観察しています。
我々みたいに応援だけをしているわけではありません。
仕事でも同じです。
先輩がしている仕事は、近い将来自分に回ってきます。
常に観察し、自分ならどうやって仕事を進めるかを考えておくことが大事です。
インプットしたらアウトプットする!
ビジネス本を読んだり、セミナーで勉強したりしてインプットした場合、必ずアウトプットしましょう。
ノートに書いてもいいですし、パソコンなどに打ち込んでもいいです。
家族にその情報を伝えるのでもいいでしょう。
アウトプットすることで、より深く情報を理解できるし、理解したこと自分なりの考えが浮かんでくることもあります。
僕はインプットしたことは全て妻にアウトプットしています。
ダンドリ力をアップさせるための気付き力!
身近に成功例はいくらでもあります。
毎月売り上げを達成している先輩、みんなから慕われる上司、みんなから可愛がられる後輩、毎日定時に帰る同僚、身近にいる成功例に気づけるかどうかが大事になってきます。
まとめ:残業しないために必要なことは技術!
たまに残業が好きな人がいます。
仕事をせずに、仲の良い同僚や先輩と愚痴を言い合ったり、残業代が欲しくて定時から仕事を始めたりする人です。
こういう人に影響されたらどんどん仕事スピードは遅くなるし、自分の能力も上がりません。
残業好きな人のことは気にしないで、まずは残業しないためにどうすればいいか考えてください。
残業しないためには、仕事を速く終わらせるしかありません。
そのために必要なことは経験や知識ではなく、技術です。
経験や知識はすぐに身につくものではありませんが、技術は今すぐにでも取り入れることができます。
ダンドリという仕事の技術を取り入れることで、仕事が速くなり残業もなくなり、会社の評価も上がっていくでしょう。
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