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【ビジネス本】大ベストセラー『伝え方が9割』の要約まとめ

 

今回は伝え方が9割』というビジネス本を紹介しようと思います。

書名:伝え方が9割
著者:佐々木圭一
出版月:2013年3月1日
出版社:ダイヤモンド社
定価:本体1,400円+税

 

本書には、コトバを伝えるには【技術】が必要と書かれています。

お金と一緒で、コトバを伝える授業ってありませんでしたよね。

だからお金と一緒でトラブルに起きたり、悩んだりしてしまうのです。

 

悩んだ時はその筋のプロに教えてもらうのが1番です。

著者の佐々木圭一氏は、大手広告代理店でコピーライターとして社会人をスタートさせますが、そこで味わった挫折を経験に、コトバを伝えるのには技術がいることに気づいたことで人生が大きく変わっていきます。

数々のコピーライターの賞を受賞し、その経験を元に生み出された『伝え方が9割』は累計100万部を超える大ベストセラーとなっています。

元々はコミュニケーションが苦手だった佐々木氏が、コトバのプロになった技術を伝授してくれるなら願ったり叶ったりですよね。

 

【こんな人におすすめ】

  • ホウレンソウ(報告・連絡・相談)が苦手な人
  • 文章作成が苦手な人
  • コミュニケーションが苦手な人

 

本書を読めば、コトバの伝え方の技術を学ぶことができ、今まで悩んできた人間関係も解消されると思いますよ。

 

この記事は5分ほどで読めます。



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伝え方にも技術があった

 

社会に出ると、学校では教えてくれなかったことがたくさんあります。

その度に自分なりの対応をするのですが、その対応が全員違うのために差が生まれます。

伝え方もその一つです。

職場でも成績が良い人や出世するタイプの人は、話をするのが得意です。

周りから見ると、才能と思いがちですが、本書では伝え方にも技術があり、技術があれば誰でもコトバをうまく伝えれるようになると書かれています。

 

どんな資格より、まず伝え方を学べ

 

その人を判断する材料として資格というのは一つの要素です。

ただ、資格で判断できるのはその人の10%ほどで、残りの90%はその人自身の魅力と書かれています。

その魅力を最大限に引き出すのが、コトバであり、伝え方なのです。


「ノー」を「イエス」に変える技術

 

「イエス」に変える3つのステップ

 

自分の頭の中をそのままコトバにしない

 

自分の頭で思ったことをそのまま口にしてしまうことはよくあります。

大抵良い結果には結びつきませんよね。

例えば、仕事から帰ってきて、炊事場に朝からの食器が散乱していた場合、どう伝えたら喧嘩になりにくいでしょうか?

ごりすけ
ごりすけ
まだ洗ってないの?

 

おそらく喧嘩になりますよね。

洗い物が残っていることを妻は知っています。知っていて残っているのです。

だから必ず理由があるのですが、目についた瞬間に口にしてしまうと妻の頭の中で思っているコトバと差異が生まれます。

なぜ洗い物が残っていたのかを考えてから口にしましょう。

 

相手の頭の中を想像する

 

体調が悪かったからなのか、それとも急遽子供の用事ができて外出時間が長かったのか、なぜ洗い物が残っていたのか、その真意を問いかけましょう。

「何かトラブルでもあった?大丈夫?」

「なんで?」

「洗い物が残っていたから何かあったのかと思って。」

 

相手のメリットと一致するお願いをする

 

こちらからの一方的なお願いは、相手にとってはデメリットの方が大きいです。

例えば、

「ちょっと朝から頭が痛くて、、でももう大丈夫。」

「朝からバタバタしていて、、今からするね。」

 

このように体調が悪かった場合や、朝からバタバタして時間に余裕がなかった場合は、おそらく夕方からも忙しいです。

「じゃあ、よろしく。」では一方的なお願いになってしまいます。

なので、相手のメリットと一致するお願いをしましょう。

 

この場合の相手のメリットは、家事と育児のお手伝いです。

「洗濯物の片付けをするから、洗い物お願いしても良い?」

「子供と晩ご飯の買い物行ってくるから、洗い物お願いしても良い?」

これだけでも妻の負担はだいぶ減りますよね。

 

 

デートに誘いたい人が、ラーメンが好きな場合、どちらの方が成功しやすいと思いますか?

  1. 「一緒にラーメン食べに行かない?」
  2. 「芸能人も通ってる隠れ家的なラーメン屋教えてもらったんだけど、一緒に行かない?」

②の方が興味をそそられますよね。


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「強いコトバ」をつくる技術

 

「強いコトバ」をつくる5つの方法

 

サプライズ法

 

自分が驚いた時に使うのではなく、相手の心を動かしたい時に使う方法です。

活字の場合で1番簡単な方法は「!」をつけるだけです。

  1. 「今日の弁当美味しかった」
  2. 「今日の弁当美味しかった!」

②の方が気持ちが伝わりますよね。

 

コトバにする場合は伝えたいことの前にサプライズワードを入れましょう。

「好きです。付き合ってください。」

「入学した時からずっと好きです。付き合ってください。」

「今月の売上達成できました。」

「なんと、今月の売上達成できました。」

「ありがとう。」

「いつも、ありがとう。」

 

ギャップ法

 

スタート地点を下げ、伝えたいコトバ(意味)に、ギャップをつくる方法です。

孫は目に入れても痛くないという諺がありますが、まさにこれですよね。

実際に目に入れるとおそらく死んでしまいますが、それほど孫が可愛いということです。

 

本書では、ギャップをつくれば感動をつくることができると書かれています。

好きな人からデートの帰りに言われたら嬉しいのはどっちですか?

  1. 「バイバイ。」
  2. 「またね、バイバイ。」

バイバイは寂しいコトバですが、またね、という次も会えるというコトバがあるだけで全然気持ち的に違いますよね。

 

赤裸裸法

 

赤裸裸は自分の肌感に素直になる方法です。

例えば、

サッカーの試合を見て興奮した。

全身の毛穴が開くくらい、サッカーの試合を見て興奮した。

好きな人が横にいると緊張してしまう。

好きな人が横にいると手汗がびっしょりになるくらい緊張してしまう。

この前のプレゼン資料、最高に良かったよ。

この前のプレゼン資料、手が震えるほど最高に良かったよ。

 

リピート法

 

強いコトバをつくる方法で1番簡単な方法です。

伝えたいコトバを繰り返すだけで、記憶にも残るし感情を乗せることもできます。

 

この方法は童謡や曲によく使用されています。

例えば、

でんでんむしむし、かたつむり(かたつむり:童謡)

ぶんぶんぶん、はちがとぶ(ぶんぶんぶん:童謡)

走り出せ、走り出せ、明日を迎えに行こう(Happiness:嵐)

ねえ、どうして すっごくすごく好きなこと(LOVELOVELOVE:DREAMS COME TRUE)

 

クライマックス法

 

途切れかけた集中力を復活させる技術です。

例えば、下記のような始まりです。

ここだけの話ですが、、

絶対に言わないで欲しいのですが、、

これだけは覚えて帰って欲しいのですが、、

クライマックスワードを入れることで、その後に続くコトバに集中しやすくなります。

  1. 同期の○○君、〇〇先輩と付き合っているって。
  2. 絶対にびっくりしないでね。同期の○○君、〇〇先輩と付き合っているって。

②の方が耳を傾けそうですよね。


まとめ:伝え方は誰でもすぐにも使えるようになる

 

コトバを相手に届けたい時に大事なのは、人間性でも熱量でもなく、技術です。

その技術をほとんどの人が知らないために、自己流でコトバを伝えています。

自己流だからこそ、技術を手に入れた人には敵いません。

 

コトバの技術は誰でもすぐにでも使えるようになります。

伝え方で未来は大きく変わってきますよ。

 

『伝え方が9割』はAmazon、楽天でご注文いただけます。

活字が苦手な人は漫画版もありますよ。

 

今日が誰かにとっての1番良い日でありますように


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ABOUT ME
ごりすけ
ごりすけの成長ブログのオーナーであり、「行動+継続=成長」がモットーのメインブロガー。 大阪府在中で妻と息子と娘の4人家族。普段は小さなクリニックの事務で働いています。 毎週金・土・日に様々な記事を投稿していきます。
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