みなさんは流れ星を見たことがありますか?
僕が今までに見た流れ星の中で、
最も綺麗だと感じたのは石垣島での体験です。
星空の壮大さが、他の場所とはまるで違いました。
いや、星そのものの数は変わらないんですが、見える星の数が圧倒的に違うんです。
まるで天然のプラネタリウム。
空全体が星で埋め尽くされ、
数分おきに流れ星がひとつ、またひとつと滑っていきます。
子供の頃、流れ星を見るために夜空をじっと見つめていた記憶がありますが、
30分に1回、運が良ければ1時間に1回見られるかどうか。
そんな体験に比べると、石垣島の星空はまさに別世界でした。
ただし、流れ星はどこでもそうですが、一瞬で消えてしまうんですよね。
ほんの刹那の出来事。
でも、昔からその一瞬に、人々は願いを込めてきました。
流れ星に3回願い事を言うのは不可能!?
「流れ星が消えるまでに願い事を3回言えば叶う」
よく耳にするこの言い伝え、
皆さんも挑戦したことがあるのではないでしょうか?
僕も何度か挑戦しましたが、3回どころか1回でも言い切るのが難しい。
あのピュッと流れる間に3回願い事を言うなんて、どう考えても不可能です。
流れ星が流れる時間はせいぜい1秒。
試しに1秒以内に願い事を言ってみてください。
絶対に無理ですよね。
しかも、流れ星はいつ流れるかわからない。
見えたと気づいてから願い事を口にするまでに、さらに時間がかかります。
そう考えると、1秒間に3つの願いを言うなんて、物理的に無理です。
なぜ3回?意味があるのか
では、なぜ3回なのでしょうか?
実際のところ、正確な理由は定かではありません。
ただ、数字の「3」にはスピリチュアルな意味があると言われています。
『安定』や『完成』を象徴する数字で、
「満つ(みつ)」や「充つ(みつ)」といった言葉に結びつくことから、
願いが叶う象徴として扱われてきたのかもしれません。
なんだか【何回願い事を言うか決める会議】で、
「3回って縁起が良いから、これでいこう!」と決まったような気がします。
でも、実際にそれができるかどうかは考えなかったんでしょうね。
会議で決まったことが、現場で通用しないなんて、よくある話です。
流れ星に願いを込める理由
そもそも、なぜ流れ星に願い事をするのでしょうか?
有力な説として、キリスト教の伝承が関係していると言われています。
天国にいる神様が、地上の様子を確認するために時々天国の扉を開けると信じられていました。
流れ星は、その扉が開いた時に差し込む天国の光。
その光が差し込んでいる間に願い事をすると、神様にその声が届くとされたのです。
そういった背景から、流れ星に願いを込める習慣が生まれたようですね。
流れ星は昼間も流れている!
ここで一つ驚きの事実です。
実は、流れ星は昼間も流れています!
ただ、昼間は明るくて目に見えないだけなんです。
これを知ったとき、ふとあることに気づきました。
願いって、目に見えるものだけじゃなく、
心の中で思っていることも含まれているんじゃないかと。
よく「思いは実現する」と言いますし、
ポジティブな思考を持つ人が成功するとも聞きます。
強い願いや思いを常に持っている人は、知らず知らずのうちに、
目に見えない流れ星にも願いをしているのではないでしょうか。
つまり、流れ星に3回願い事を言うのは無理でも、
常に心の中で願い続けることはできる。
もしかしたら、それが流れ星に願いが叶う秘訣なのかもしれません。
最後に、ある『星の王子さま』が言っていました。
「いちばん大切なことは目に見えない」
皆さんの願いが叶いますように、
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