現代社会・ビジネス

走っても逃げられない!頭の上で渦を巻く虫、「君の名は?」

 

学生の頃、体育の授業や部活の時に、

ふと上を見ると大量の虫が頭上で飛んでいたこと、ありませんか?

 

蚊でもないし、ハエでもないし、刺すわけでも、積極的に飛び回るわけでもない。

ただ頭の上で渦を巻きながら飛んでいる不思議な虫。

 

名前も正体も分からないアイツです。

あの虫が本当に嫌いでした。

 

友達の頭上で飛んでいるのを見て笑っていたら、いつの間にか自分の頭上にもいる。

音もしないし、気づくのは友達に指摘されてから。

走って逃げても、一瞬いなくなったかと思えば、また気づけば戻ってきている。

 

まるで彗星みたいに、消えたかと思ったらまた戻ってくる。

そんなふうに頭上をしつこく飛び続けるアイツ、一体何者なんだ?

 

ということで、調べてみました。



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頭上に渦巻く理由

 

アイツの名前は「ユスリカ」と言います。

 

ハエの仲間で、頭上に集まってくる理由は、

ただ「そこに高い場所があったから」というもので、

つまり、単に人の頭が少し高いからなんです。

 

登山家が「そこに山があったから登った」というのと、同じ理屈ですね。

 

ちなみに僕は中学まで身長が低かった方ですが、

それでも普通に頭の上にいました。

 

あと、ユスリカは人を刺すことも攻撃することもありません。

 

食事もしないみたいで、寿命もたったの3日ほど。

え…なんのために生きてるの?と思いますよね。

 

理由は簡単です。子孫を残すためです。

頭上でうじゃうじゃしているのは、オスがメスにアピールしている生殖行動なんです。

メスはほとんどおらず、逆ハーレム状態で交尾相手を探しているんですね。

 

そして、ユスリカが子孫を残す理由。

それは食物連鎖を保つためです。

 

食物連鎖を破壊するのは人間?

 

植物は自分で栄養を作れますが、動物はそうではありません。

他の生き物を食べることで栄養を得ます。

 

食物連鎖の三角形を見たことがありますか?

植物、虫、草食動物、肉食動物、そして頂点に大型肉食動物がいる。

 

食べられる側が食べる側よりも多く、バランスが保たれているんです。

 

ユスリカもその一部だったんですね。

 

ところが、その食物連鎖を破壊する存在が現れました。

それは…人間です。

 

大型肉食動物は必要な分だけ食べますが、人間は違います。

生きるために必要以上に食べ、しかも70億もの数がいるのです。

 

このままでは、地球の食物連鎖を破壊するのは僕たち人間なのかもしれません。

 

 

音も立てず、知らない間に進行するその破壊は、

まるでユスリカのように忍び寄っているのです。

 

 

 

今日が誰かにとっての一番良い日でありますように。


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ABOUT ME
ごりすけ
ごりすけの成長ブログのオーナーであり、「行動+継続=成長」がモットーのメインブロガー。 大阪府在中で妻と息子と娘の4人家族。普段は小さなクリニックの事務で働いています。 毎週金・土・日に様々な記事を投稿していきます。