雑記・思い出話

なぜアンパンマンは自分の顔を差し出すのか?無償の愛が教える人生の喜び

 

日本中で愛され続けるヒーロー、アンパンマン

 

子ども向けのキャラクターと思われがちですが、

その背景には深いメッセージが込められています。

 

特に、やなせたかしさんの「無償の愛」というテーマは、

単なるエンターテインメントを超え、

私たちが生きる上での価値観や指針となるものです。

 

私も最近、子どもとの生活を通して、

アンパンマンのメッセージの本当の意味を実感するようになりました。

 

やなせたかしさんが描いた「無償の愛」の意味

 

アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんは、戦争を経験し、

貧しさや苦しさを知る中で「正義」や「愛」を問い続けた人物でした。

 

彼は、「正義とは時に自己犠牲を伴うものだ」と語っています。

 

アンパンマンが自分の顔である「アンパン」を空腹の人に差し出す姿には、

見返りを求めない純粋な「無償の愛」が込められています。

 

この行動には、人を助けるという喜びと、

「他者のために自分を使ってもよい」という覚悟が表れているのです。

 

アンパンマンのマーチの歌詞にも、その哲学が表れています。

 

「何のために生まれて、何をして生きるのか」という問いは、

誰もがいつか立ち止まって考える命題でしょう。

 

やなせさんが私たちに伝えようとしているのは、

「人は他者のために生きることを通して、自分自身もまた救われる」

という深いメッセージではないでしょうか。

 

自分よりも誰かを大切にすることの「ホカホカする心」

 

YouTubeで「アンパンマンが生まれた日」を見たことがある方もいるかもしれません。

 

アンパンマンが初めて誰かを助けた時に

「心の中がとってもホカホカしているよ。人を助けるってこんなにも胸が熱くなるんだね」

と語る場面があります。

 

やなせさんはこの「ホカホカする心」こそ、

他者への貢献がもたらす本物の喜びだと考えていたのではないでしょうか。

 

私も、自分が褒められるよりも、

子どもが褒められる方がずっと嬉しい気持ちになります。

 

親として、大切なものを迷わず子どもに差し出す気持ちも、

アンパンマンの「無償の愛」に通じるものがあると思います。

 

大好物をあっさり譲ることも、

きっとアンパンマンなら「そうだよね」と微笑んでくれるはずです。

 

この「ホカホカする心」を感じることで、

私は自分を超えた喜びを実感しているのです。

 

『嫌われる勇気』と他者への貢献

 

私が共感している本に『嫌われる勇気』があります。

 

この本には「仕事の本質は他者への貢献」という言葉があり、

私も仕事での判断基準にしています。

 

アンパンマンの無償の愛と『嫌われる勇気』の「他者への貢献」という理念には、

共通点があると感じます。

どちらも、他者のために生きることが自分の存在意義につながると教えてくれています。

 

では、なぜ他者への貢献が私たちに喜びをもたらすのでしょうか。

 

心理学的にも、他者を助ける行為は「オキシトシン」という幸福ホルモンの分泌を促し、

精神的な満足感や充実感を高めることがわかっています。

 

「ホカホカする心」は、やなせさんのメッセージとしてだけでなく、

私たちの生物的な本能にも根ざした喜びなのです。

 

日常の中で「ホカホカする心」を感じるために

 

アンパンマンが教えてくれる無償の愛、

そして『嫌われる勇気』が示す他者への貢献。

 

これらを意識しながら生きることは、

日々の生活に温かさや充実感をもたらしてくれるものです。

 

アンパンマンのように、

誰かのために生きることが結果的に自分をも豊かにする道になる。

 

そんな生き方を大切にしながら、今日からも少しずつ、

ホカホカする心を感じる毎日を送りたいと思います。

 

 

 

今日が誰かにとっての一番良い日でありますように。

 


スポンサーリンク

この記事をSNSでシェア
ABOUT ME
ごりすけ
ごりすけの成長ブログのオーナーであり、「行動+継続=成長」がモットーのメインブロガー。 大阪府在中で妻と息子と娘の4人家族。普段は小さなクリニックの事務で働いています。 毎週金・土・日に様々な記事を投稿していきます。
関連記事