こんな経験、ありませんか?
夜道を歩いていると、誰かがずっと後ろについてくる気がすること。
怖いですよね。僕もそんな経験があります。
特に住宅街では、明かりが少なく静かで、
ただ後ろから聞こえる足音だけが響いてくる。
その足音が自分の進行方向に合わせてついてくると、
いつになったら違う道に逸れてくれるのだろうと、
不安になりながら歩き続けることになります。
そんな時に限って、ニュースで見た嫌な出来事が頭をよぎり、
さらに不安が募ります。
「こんな状況で怖がっているのは自分だけ?」
「嫌な気持ちになっているのは自分だけなのかもしれない…」
そう感じたことがある方、手を挙げてください。
…はい、ありがとうございます。
多くの方が同じように感じていることがわかります。
でも、実は違うんです。
後ろを歩いている人も、実は同じくらい嫌な気持ちを抱えているんです。
「後ろの人も嫌な気持ちになるって、どういうこと?」と思ったあなたも、
「後ろ側の人」になったことありませんか?
実は、僕はよく「後ろ側の人」になることがあります。
そんな時、僕の心の中ではこう思っています。
「なんで自分が行きたい方向ばかりに進むんだろう…」
後ろを歩いている人も、前の人が怖がっているのを感じ取っています。
誰もが同じような状況を経験しているので、その気持ちがわかるのです。
だからこそ、早く違う道に進みたいと願っています。
でも、問題があります。
早く歩いて追い抜こうとすると、
前を歩いている人が後ろから誰かが近づいてくると感じてスピードを上げてしまいます。
後ろから「僕は危険な人物じゃないので安心してください」と言いたいところですが、
逆に怪しまれそうですよね。
スピードを落として歩くのも一つの方法ですが、
夜道でゆっくり歩くとそれもまた不気味に見えるかもしれません。
別のルートを選ぶことも考えますが、
そこでもう一度前の人に出くわすリスクがあります。
その時は、「このままついて行った方がいいのか、それとも別の道を選ぶべきか」
と迷うことになります。
特に、疲れた状態でこんな選択を迫られると、
表情も険しくなり、さらに状況が悪化してしまうかもしれません。
結論として、前を歩く人も、後ろを歩く人も、
それぞれが不安や葛藤を抱えていることを理解しておくことが大切です。
もちろん、明るい道や人通りの多い道を選ぶのがベストですが、
全てがそういう道ばかりではありません。
もし、後ろに誰かがついてくると感じたら、
その人もあなたと同じように気を使いながら歩いているのだと、
少し理解していただけると嬉しいです。
少しでも、
後ろを歩く人の気持ちが軽くなるような世の中になればいいなと願っています。
今日が、誰にとっても良い一日でありますように。
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